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「歯ごたえ」「歯ざわり」って?

2024/05/01


どんな食感?

「おいしい」という感覚は、味そのものはもちろんのこと、香りや見た目、そして「歯ごたえ」「歯ざわり」も、大きなポイントですよね。

歯で感じる感覚は、「かたい」「やわらかい」だけではありません。
パリパリ、サクサク、カリカリ、シャキシャキ、ポリポリ…表現する音がたくさんあります。
音以外にも、もっちり、さっくり、しこしこ、ぷりぷり…「歯ごたえ」「歯ざわり」という感覚でしか表せないものも、たくさんあります。

カギを握る「膜」と「筋肉」

では、歯はどうやって食感を感じているのでしょう?
歯の一番外側のエナメル質は感覚がありませんので、歯の表面が食べ物をさわって感じているわけではありません。

歯ごたえは、「歯の感覚」と「噛むための筋肉の感覚」から、成り立っていると考えられています。

まず「歯の感覚」。
これは、歯本体というより、歯の根っこの周りを覆う膜(歯根膜)が感じる感覚です。
この膜は、歯とアゴの骨をつないで支え、噛む力を吸収して分散する「クッション」の役割を果たしています。
同時に圧力を感じて硬さなどを知る「センサー」の役割もあります。
それで、「今、歯に当たったのはこんな感じ」という感覚をつかんでいるのです。

つぎに「噛むための筋肉の感覚」。
これは、アゴを動かす筋肉の中にあるセンサーの働きで、「今、このくらいの力がかかったな」ということを感じとっています。

この二つの感覚が脳に伝わると、それらが組み合わさり「歯ごたえ」になり、「麺にコシがある」とか「表面はカリッとして中はもっちり」とか、絶妙な食感まで感じられるというわけです。

食べるときは他にも「舌ざわり」「のどごし」など、たくさんの感覚がフル活躍しています。
歯、舌、ノド、そして鼻や耳、もちろん内蔵も、全身健康をキープして、おいしい食事を楽しみましょう!