予防歯科
歯を守る「予防」の大切さ
健康な口内環境を維持したり、症状が軽いうちに治療を開始したりするには、ご自身で行う正しい歯磨きや歯科でのチェック・清掃がポイントです。
このような取り組みは「予防治療」と呼ばれています。
歯科医院は痛くなってから行くだけの場所ではなく、歯の健康を守るために通う場所でもあります。
当歯科医院では、患者さまのお口の健康維持のために、歯を治すだけでなく「守ること」を目指しています。
虫歯予防について
アメリカ式虫歯予防CAMBRAとは

アメリカ式虫歯予防CAMBRAとは CAMBRA(キャンブラ)とは、科学的根拠(エビデンス)に基づき、患者一人ひとりの虫歯リスクを評価して個別に予防・治療プランを立てる世界基準の虫歯管理プログラムです。
「Caries Management by Risk Assessment(リスク評価に基づく虫歯管理)」の略で、予防歯科の先進国であるアメリカの多くの歯科大学や臨床現場で導入されています。従来の「虫歯ができたら削って詰める」という治療から、「なぜ虫歯になったのか原因を突き止め、進行を管理・予防する」という考え方への転換を目的としています。
唾液検査や問診などから個人の虫歯リスクを「極めて高い・高い・中程度・低い」の4段階に評価し、そのリスクに応じた最適な予防や治療計画を提案します。
CAMBRAの主な特徴
◎科学的アプローチ: カリフォルニア大学で開発されたエビデンス重視のシステム。
◎リスク評価: 「疾患指標」「病変因子」「防御因子」の3つのバランスをチェック。
◎オーダーメイド: リスクに合わせた最適なブラッシング指導やフッ化物塗布などを実施。
CAMBRAの流れ
1.問診・検査: 過去の虫歯歴や生活習慣の問診、唾液検査などを行います。
2.リスク判定: 評価に基づいて4つのリスクレベルに分類します。
3.予防プログラムの実施: リスクに応じた自宅でのセルフケア方法や、歯科医院での専門的なケアを実践します。
当院の予防歯科の特徴

当歯科医院では、予防治療先進国ともいわれる北欧式のメンテナンスを行います。歯科衛生士が担当制でつき、ご自宅での歯磨きの正しい方法のアドバイスや、歯科でしか受けられない歯の清掃「スケーリング」「PMTC」などを行っています。
細菌検査を行い、「虫歯になりやすい人」「歯周病になりやすい人」などその方の傾向を見極め、それぞれに適した薬剤の使用や予防方法をご提案していきます。
治療状況を医師と歯科衛生士が情報共有するため、負担がかかりやすい場所やリスク部位に対して、繊細かつ重点的に対処することができます。
スケーリング
「スケーラー」という器具を用い、歯にこびりついた歯石を除去していきます。超音波スケーラー・手用スケーラー・エアースケーラーなどさまざまな種類があり、沈着状況や部位によって使い分けられています。
PMTC
「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、クリーニング専用のペーストを用いて、歯の表面・歯と歯の間・歯と歯茎の境目などをきれいにします。歯石の沈着がひどい場合は、事前にスケーリングを行う場合もあります。
歯の着色汚れなども改善します。
痛みはほとんどなく、心地よい刺激が特徴です。
歯周病予防について
歯周内科治療

歯周内科とは、従来の器具で歯石を削り落とす物理的な治療とは異なり、内服薬や専用の歯磨き剤を使ってお口の中の歯周病菌を徹底的に除菌する治療法です。 原因菌をピンポイントでコントロールするため、痛みが少なく短期間で高い効果を得られるのが最大の特徴です。

1 顕微鏡検査
位相差顕微鏡などを用いて、お口の中の細菌の種類や活動性を生きた状態で確認します。

2お薬の処方
特定された原因菌に対して、感受性のある抗菌薬(内服薬)や抗真菌薬(カビ取り用の液体歯磨き剤など)を処方します。

3自宅ケア
指示された期間、薬の服用や専用剤でのブラッシングを行い、お口の微生物環境を劇的に改善させます。

4歯石除去(クリーニング)
菌が死滅・減少して歯茎の腫れや出血が治まった後に、残った歯石やバイオフィルムをきれいに除去します。