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カバの歯って、おもしろい!

2022/07/25


突然ですが、今回は「カバ」のお話です。
先日とある動画で、動物園の園長さんがカバの歯のお話をされていました。とってもおもしろかったので、いろいろ調べた雑学もプラスしてご紹介します!

一生伸び続けるカバの歯

カバがガバッと口を開けると、にゅっと伸びる牙のような歯・犬歯が見えます。
この犬歯と、その間にある門歯、つまり前歯みたいに並ぶ歯は、なんと一生伸び続けるそうです。

食事などで自然にすり減りますが、伸びすぎると皮膚を突き破ってしまうこともあるので、飼育員さんが削ったりノコギリでカットしたりするんだって。


見かけは立派だけど…?

立派な牙だけど、この歯で食べ物を噛み切ることはありません。草食のカバは、歯茎や唇というか、口のフチの部分で草を挟みとるそうです。

そして見えづらいけれど、口の奥には奥歯も並んでいます。歯は全部で40本。人より多いんですよ。


むし歯知らずの動物たち

伸び続ければ、むし歯になってもそのうちとれるから安心…。でもそもそも、むし歯にはならないそうです。

草食動物も肉食動物も、野生で生きていれば食べ物に糖分がほとんど無いので、むし歯になりません。甘い果物などを食べたとしても、むし歯になるほどの糖分量じゃないそう。

ただ人が砂糖入りの甘いものを与えると、むし歯になることがあるので、ペットなどは注意しましょうね!


カバの大口は強さの証

ちなみにカバは、口を大きく開けることで強さを競います。一番大口を開けたカバの勝ち。群れのリーダーになります。
最大150度くらい開くそうですよ!

最後にオマケのカバ雑学も。
ああ見えてカバは、実は走るのが速くて、時速40kmくらい出ます。ただ持久力が無いので短距離専門。
そしてほとんど水の中にいますが、重すぎて水に浮かないから泳げません。水中の移動も実は歩いているのだとか…。

なんとも興味が尽きない、カバのお話でした!